今年度、神戸市が主催する乳幼児保育研究部会が発足しました。
公立も私立も、幼稚園も保育園もこども園も、職員がともに集い、神戸の教育・保育をより良いものにしていこうという主旨で研究が進められています。
研究の一環として、全9区計28園で公開保育が行われています。他の園の先生方が公開保育実施園を訪れ、保育の様子を見学し、気づいたことについてディスカッションを行い、発表していくというものです。
当園も西区での公開保育実施園の一つに選定され、7/19に他園の先生方をお迎えし、2歳児ちゅうりっぷ組さんを中心に行われました。
朝早くから来られる先生方を迎えます。
屋上園庭での水遊びの様子を見学する先生方。
共通の視点で観察できるように、子どもへの保育者の関わりや、環境構成など、観察シートを手に記録をされています。
見学を終え、担任の先生から、普段の子どもたちの様子や年間の保育計画について説明を行いました。
見学と説明の後、個人で観察シートを整えていきます。
個人で気づいた点を、グループでディスカッションし、大きなシートにまとめていきます。
自園だけでは気づかないポジティブな点がたくさん挙げられていきます。
グループごとにまとめたシートを貼り出しての発表。
保育者が子どもたち一人ひとりの想いを受け止めて、丁寧に言葉や表情で伝えていく様子を、具体的な場面を通して発表してくださいました。
教育・保育の現場では、決して子どもを預かるだけ、ではなく、子どもたちのより良い成長を願って、クラス毎に年間の計画、月の計画、週の計画があり、毎日を歩んでいます。
そして、日々の子どもたちの成長に合わせて、柔軟に変更を加えていきます。
しかし、なにより大切なのは、子どもたち一人ひとりの感じているものや心の動きに目を留め、保育者も心を寄せ、「ともにある」ということなのだと、改めて気づかされるひと時でした。
今後の神戸の教育・保育が、子どもたちにとってより良いものになるように。
私たち大人も、子どもたちとともに、成長し続ける存在でありたいと願います。
このような貴重な機会を与えていただいたことに心よりの感謝をこめて。