2020年1月20日月曜日

1.17 避難訓練 ~阪神淡路大震災から25年~

2020年1月17日で阪神淡路大震災から25年が経ちました。
毎年園では大規模な地震を想定して避難訓練を実施しています。

一次避難で各クラスごとに安全な場所で身を守り、二次避難で広域避難場所である太山寺中学校まで避難しました。

いつもの訓練時は何も持たずに避難を行いますが、今回は広域避難場所への移動なので、防寒や安全面から上着や靴、帽子などを身につけ、必要と感じられるものをもって避難します。


ちゅうりっぷ、幼児のお友だちは着替えの入ったリュックを自分で背負って避難します。

お…おさない
は…はしらない
し…しゃべらない
も…もどらない
つ…つよいみみ

"おはしもつ”の約束を意識して避難する姿がありました。



すずらん、たんぽぽのお友だちも保育者と手をつないで歩いたり、おんぶ紐やバギーを使って避難します。




全員無事に太山寺中学校まで避難することができました。

帰りに"緊急避難場所”のマークを見て確認しました。


ちゅうりっぷと幼児のお友だちは、阪神淡路大震災の当時の様子を、実際に震災を経験したYMCAの職員からお話を聞きました。



大火事や、家や電車、高速道路などの倒壊、地域の人たちの助け合い、水汲み、炊き出し、避難所での生活などの写真を見て、当時の人たちの話を子どもたちは真剣に聞いていました。

最後に震災で亡くなった方々、傷ついた方々への想い、
今でも各地域で災害にあって苦しんでいる方々がいることへの想い、
世界の平和を願い、自分の命に感謝し、心を合わせてお祈りをしました。

大地震が私たちの住んでいる神戸の街で起きたこと。これからも起こるかもしれないことを忘れないでいたいと思います。子ども自身が自分の命を守ることができるように ″身支度が自分の力でできること” ″指示を聞けるように大人の側にいること” ″話に耳を傾けること” を日々の生活でも意識して、これからも与えられた命に感謝して、毎日を大切に生きていきたいと思います。