2025年1月17日で阪神淡路大震災から30年が経ちました。
30年目の節目を迎えるにあたり、1月16日(木)に阪神淡路大震災の当時の様子を
震災を経験したYMCAの職員からお話を聞いたり、写真を見たりしました。
地震直後の家や周りの地域の家の様子、家や電車などの倒壊、地域の人たちの助け合い、地域の保育者としてできることを考えてしたことなど、当時の様子の話を子どもたちは真剣に聞いていました。
また毎年、園では大規模な地震を想定して避難訓練を実施しています。
一次避難で各クラスごとに安全な場所で身を守り、二次避難で広域避難所である太山寺中学校まで避難しました。
いつもの訓練時は子どもたちは何も持たずに避難を行いますが、今回は広域避難所への移動なので、防寒や安全面から上着や靴、帽子などを身につけ、必要と感じられるものを持って避難します。
ちゅうりっぷのお友だちは着替えの入ったリュックを背負って、幼児のお友だちはそれに加えて自分たちの水筒を肩から掛けて避難します。
すずらん、たんぽぽのお友だちも保育者と手を繋いで歩いたり、おんぶ紐を使って避難します。
全員、無事に園から1番近い広域避難所の太山寺中学校まで避難することができました。
園に帰る前に、広域避難所のマークをみんなで確認しました。
園から帰園後、ちゅうりっぷと幼児のお友だちは今回の避難訓練の振り返りをしました。
広域避難所ってなに?リュックはなんで持っていくの?など、
みんなで考えて話しました。
最後に震災で亡くなった方々、傷ついた方々への想い、世界の平和を願ってみんなで心を合わせてお祈りした後、"しあわせはこべるように”を歌いました。
そのあと、ちゅうりっぷと幼児のお友だちはリュックの中に必要なものがちゃんと入っているかを先生やお友だちと一緒に確認をしました。
「〇〇がないから入れとかないと!」とお話しながら確認する姿も見られました。
幼児クラスは炊き出しの経験もしました。メニューはおにぎりと豚汁です。
避難所を想定しながら机や椅子を使わずに食事をしました。
(ひまわり組は椅子を机に見立てて食事をしました)
初めは少し戸惑う様子もありましたが、「こぼさず大事に食べよう!」
「豚汁あったかくておいしい~!」など食事のありがたみを感じながら食べていました。
ゆり組の時間では、新聞紙のスリッパを作ってみたり、園用の避難リュックの中身を確認する時間を作りました。
大地震が私たちの住んでいる神戸の街で起きたこと、これからも起こるかもしれないことを忘れないでいたいと思います。
子どもたち自身が自分の命を守ることができるように日々の生活でも意識し、これからも与えられた命に感謝して、毎日を大切に生きていきたいと思います。